教育現場の服装の乱れ
1960年代末期、高等学校においては、学校の権威による学生服着用の強制に対し、生徒たちは「制服自由化運動」というやはりモダニズム的なやりかたで対抗し、各地で学園紛争がひろがった。だが、現代の生徒たちは、同じ強制を、服装の乱れというポストモダニズム的な行動によって個別的ないし小集団の行動として消滅させようとしている。 学校における服装の乱れは、一般に、教育困難校と評される学校の生徒に多いと考えられがちであるが、むしろこれらの学校では厳しい生活指導が徹底され、服装の乱れが見られにくい場合もある。
逆に進学校や難関校と評される学校で、生徒の自主性を尊重する・問題を起こさなければよい・勉強さえやっていればあとは自由、などの発想から、生活面についての指導は殆ど行われない場合が多く、教育困難校上に服装の乱れが広まっている場合もある。 さらに、どのような学校においても、校外では教職員による生活指導が困難となり、服装を乱す生徒が多くなる。
服装の乱れにいたる生徒の心理
生徒の心理の中では、下記のようなさまざまの理由が複合して服装の乱れに結果する。単なるファッションの一形態が「服装の乱れ」になってしまう無意識的なものと、明確に反抗などの意思表示として意識的に行うものがある。ただし、これには明確な境界線はなく、要因もまた複合的である。
自身の心理的葛藤や個人的事情
制服自体の構造やサイズが窮屈であるため、規則どおりに着用すると苦痛があるので、ホックやボタンを常に外したまま着用したりサイズの大きな服装をして、物理的苦痛の強制を拒否する。
思春期の入り口で子供っぽい服装を拒み、大人びた服装をしたいという心理の表れ。
学年章、名札等や制服そのものによって露出を強制されている個人のアイデンティティや個人情報を一般の外部者に隠す。
学校や教師、(または親や社会一般)に対しての意思表現
学校や教師に正面から反発できないので、その代償行為。
生徒の自己顕示欲。生徒が成績など何らかの心理的なコンプレックスを感じている場合、服装を乱すことといった他の面での価値優位性を自覚することによって学校の権威に対するカタルシスを感じる。
かつての学校の規範が紛争などで否定されたあと、生徒が事実上勝ち取った自主性を、かつての規範に縛られない着用方法をあえてとることにより表現する。
『ウィキペディア(Wikipedia)』引用
一時より若者の服装の乱れはあまり見られなくなったと思いますが、やはりこの問題は絶えないようですね。
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